2020年1月Windows7サポート終了でも慌てない、今からWindows10に乗り換える準備を。

既に3世代前のOSになるのですが、多くの企業で根強く支持されているWindows7。恐らくこの記事を読んでいる方なら2014年のXP狂想曲は記憶に新しいところでしょう。

そんなWindows7もサポートが2020年までとなります。サポートが切れたとしても即不動になるわけではありませんが、今後セキュリティーパッチが提供されなくなるため、使い続けるということはガード無しの綱渡り状態となります。

代替OSとして最有力(というよりそれ以外に選択肢が無い)となるのがWindows10です。

今回はWindows10への乗換えについて見て行きたいと思います。

新しいものが受け入れられないWindowsOS

そもそも企業系パソコンで古いWindowsOSが支持されているのは何故か。

2017年12月現在の最新OSはWindows10です。2020年にはWindows7のサポートが終了しますがビジネスシーンではいまだにWindows7を選択する傾向にあり、Windows10搭載パソコンなのにダウングレード権行使でWindows7を利用しているという不思議な現象が起こっています。

それは32bit版のWindows7を利用して一部の古いアプリケーションを稼働させるためなのです。

一体なぜ逆転現象でWindows7が好まれるのか。
別にWindows10がVista/Win8/Win8.1のように嫌われているわけではありません。
多くの企業に支持されているWindows7もWindowXPサポート終了と共にアプリケーションや周辺機器資産を活用するための苦肉の策として選ばれただけでした。

それならば32bit版のWindows10でいいんじゃないの?

そんな声が聞こえてきそうですが、一般コンシューマーならともかく企業向けではそう簡単に片づけられない重要な機能がWindows7には含まれています。

Windows7はprofessional版でXPモードを搭載。

・・・と、その前にXP/7/10の違いについて簡単に知っておく必要があります。
※ここではVISTA/8/8.1は説明しません。

 

WindowsXP(2003~2014)

当時のクライアントOSで9割越えで世界標準に。WindowsNT系の正当後継OSであり、Windows2000をベースとしている。
MS-DOS/Windows9x系の16bitアプリケーションや機器など旧世代の資産が生かせる。

 

Windows7(2009~2020/01/14サポート終了)

不人気だったVISTAの操作性を改善しXPの後継者として遺産を受け継いだ。
3世代前のOSにもかかわらず現在でも圧倒的シェアと人気を確保。過去にWindows10への無料アップグレード期間を経るもアップグレードしなかった企業は多い。
古い資産が活用可能(Pro版ではXPモード搭載)
累積アップデートで安定感抜群であるが第6世代までのCPUでしか動作しない。

 

Windows10(2015~)

最新OSでカーネル刷新により旧来の命令系統を切り捨て軽い動作を確保。定期的な自動アップデートされる。コルタナなど新機能や改良点でよりユーザー目線に(スマホやタブレットに近い操作性)、タッチ操作完全対応(タッチ対応機器に限る)
操作性の悪い8/8.1の改良版。9という名称を飛ばして命名しているようだが8.1が事実上の9に該当するので10の名前を用いている。(※諸説あり)

 

限界の到来とこれからのシステム環境を模索する

上記でも述べられているようにWindows10は旧世代の命令をばっさり切り捨てているため、同じ32bitOSでも旧来のアプリケーションや機器が動くWindows7が支持されているわけです。特に16bit版などの古いアプリケーションを使う企業にとってはWindows7こそ生命線と言えるでしょう。

※2017年12月現在、現役でPC-98が稼働している工場や16bitベースの基幹システムや製造制御プログラムを利用している企業は多く存在します。

そんな大人気のWindows7 32bitですが、見えざるところで限界が近づいています。

先にも述べた通りマイクロソフトでは2020年にサポートを打ち切ると発表しています。仮にサポート問題をクリアしたところで今度はアプリケーションの肥大化によるメモリの消費増大は避けて通れないものとなります。

メモリの消費増大で何が問題なのか。

そうです、32bitにはメモリの認識上限があるのです。32bit版のOSでは3GB以上のメモリは認識しません。

OSの起動だけで2GB、セキュリティーソフトで500MB超え、各種アプリケーションにブラウザに・・・

時代は64bit全盛。メモリも8GBで少ないと言われる時代。16GBや24GB、32GB搭載が当たり前の世界の中で3GBが天井の32bitOS。

CPUなどの製造プロセスが向上し、パソコンは常に進化し続けています。
性能が上がってくるとそれを駆使するアプリケーションが開発されます。
アプリケーションの要求値が高くなるためパソコンは更なる進化を遂げるのです。
今後もっと肥大化するであろうことは想像に難くありません。

・・・つまり、絶対的に作業領域が足りません。

今後の課題としては「古い資産をどう活用するのか」ではなく「新しいものに刷新すること」が求められています。

「まだ2020年までにあと2年あるからその頃でも・・・」

2年後に同じことを言って社内システムの刷新やシステム開発をお願いしても需要に対して開発者が不足する事態に。予定が追いつかず何も手が回らない状態になるでしょう。

手遅れになる前に今からでも64bitで稼働するシステムを開発、機器の刷新など準備しなければなりません。
2年の猶予期間があるうちにしっかりした対策を立てることが大切なのです。

Windowsと世代交代の関係

現在の最新CPUは第8世代(インテル製CPUで話をすすめます)。いわゆる「Coffee lake」と呼ばれるものです。第7世代に比べ大幅な性能向上されておりCore i3でさえ4コア4スレッドが当たり前となっています。そんな最新CPUですが、残念ながらWindows7には対応していません。前モデルの第7世代(Kaby lake)でさえ非対応です。Windows7をサポートしているのは2世代前(第6世代)のCPUまでとなります。第6世代というと型式で言うと6000番台ということになり、第8世代用の最新パーツとは互換性がありません。CPUが違えば当然マザーボードと呼ばれるシステム基板も違います。メモリにしても最新のものは速度向上が図られ、記憶領域に至ってはここ数年で主流がHDDからSSDを経由しM.2へと発展を遂げています。

これらの最新技術を活用するならばやはりWindows10は欠かすことができません。

ですがWindows7が使えなくなると言ってもそんなに悲観しなくても大丈夫です。古い資産活用のためにWindows7を選ばざるを得ない方を除いて、普通のビジネス環境ならWindow10で問題なく運用が可能となっています。大抵の周辺機器メーカーはWindows10用のドライバをリリースしていますし、専用ドライバのリリースされないような周辺機器はそもそも耐久年数が経過しているので買い換え対象となっているからです。アプリケーションについても同様で、マイクロソフトオフィスであれば10年近く前の2007版でもWindows10で動きますし、adobeに至ってはサブスクリプション版へとシフトしており、買い換え不要となっています。他のアプリケーションも新機能を使いこなしたいのならば古いバージョンより新しいものをWindows10環境で使った方が快適になります。

この機会に一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

 
記事:https://mitani-bp.xsrv.jp/ by Gene Tylor(自社WEBサイト2017年12月)

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