iPad2018は2017年モデルとどこが変わったのか
2018年3月27日(米国時間)、Appleから衝撃の発表がありました。
iPad2018年モデル(iPad 6th)発売。
多くのユーザーが待ち焦がれていたApplePencilに対応。これだけでもかなりインパクトがありますが、どこが進化したのか各部について概要を見て行きましょう。
デザイン:iPad(2018) vs iPad(2017)
iPad(2018) および iPad(2017) は双方とも同じサイズ 240mm x 169.5mm x 7.5mm 、Wifi:469g/LTE:478g となっています。
ホームキーは従来通りの物理キー、懸念されていた3.5mmヘッドホンジャックもしっかりと残っていますので見た目ではほぼ区別がつかないようです。
画面:iPad(2018) vs iPad(2017)
こちらもサイズ、仕様ともに同じとなります。解像度やアスペクト比も従来の 1536 x 2048、4:3を踏襲していますので特別言及するところはありません。これは悪い意味ではなく2017年の時点で既に完成された仕様とも言えるのではないでしょうか。
性能:iPad(2018) vs iPad(2017)
iPad(2018) および iPad(2017)で大きく違う点のひとつにチップセットの進化が挙げられます。
iPad(2018) で採用されているのは「A10 Fusion 」になります。iPad(2017)で搭載されている「A9」と何が違うのか。
「A10 Fusion」はいPhone7で採用されているチップセットです。公式でも「これまでより40%速いCPU性能と50%速いグラフィックス性能」と謳っています。また、非公開ながらも各スペック調査サイトで上がっているようにメモリはiPad(2017)と同様に2GB搭載されているようです。
カメラ:iPad(2018) vs iPad(2017)
800万画素/F値2.4のリアカメラ、120万画素/F値2.2のフロントカメラ搭載ということで、こちらもiPad(2017)から引き続き大きな変化はないようです。
バッテリー:iPad(2018) vs iPad(2017)
ハッキリとした情報が出回っておらず詳細は不明となりますが、不確定ながらも同一モジュールを搭載しているらしいとの情報も。根拠として、新型はiPad(2017)との共通パーツを流用?して供給されておりここだけ新設計というのは考えにくいからです。発売以降であれば海外分解専門メディアなどでも取り上げられるはずなので情報を待ちたいところですね。
参考までにiPad(2017)搭載のバッテリーは8,827mAhとなっています。(公称値10時間稼働)
ApplePencil:iPad(2018) vs iPad(2017)
iPad(2018) の最大の進化は何といってもApplePencil対応でしょう。これまではiPadProでしか対応していなかったので無理をして高額なiPadProを購入するユーザーも少なからずいました。今後はApplePencilをiPad(2018) 32GB/WiFiと同時購入としても5万円台で入手可能となるためスタイラス対応アプリ導入など様々なシーンにおいて発展することでしょう。
ひとことで言い表すなら2017年モデルの皮をかぶったiPadPro9.7モデルといった印象です。
実際のスペック比較は下記のとおり。
やりたい事をするためのタブレット
Apple社が提唱する「教育分野での活用」ですが、今後小学校でもプログラミング教育が始まろうとしており、同社からiPad用プログラミング学習ソフト「SwiftPlayGround」などもリリースされていますし活用が期待されます。また、中学高校生の学習にも続々と教材閲覧用端末として利用されていますし、大学生もApplePencilとの組み合わせでノート代わりの利用が想定されます。このように身近に慣れ親しんだ端末が利用されることで教育分野でのハードルを下げることに繋がるのではないでしょうか。
また、ビジネスの分野においてもメモ代わり、プレゼン説明用、カタログや写真を表示しながらの書き込みなど活用の範囲は限定されません。
もっとも、こうなるとiPadProとの住み分けが微妙なところになってしまいますが、すそ野が広がると言った点で戦略的に間違った方向ではないように感じられます。
エデュケーション、ビジネス、ホームユースなどで使うならiPad 6th(2018)はベストチョイス、デザイナーやクリエイターならProへシフトしていくことでしょう。
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