4K画面出力対応、充電しながらゲームができる AverMedia GC313

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本記事の要約
手のひらサイズで ゲーム機、スマホ・タブレット、ノートPCなどを充電可能(100Wまで)、USB拡張機能(Type-A、Type-C)や映像出力機能(PRO版は映像パススルー出力やキャプチャ機能も搭載)まで付いている LIVE GENERATOR POCKET GC313 PRO / GC313 をご紹介します。

最近のデジタル端末(ノートPC・スマホ・タブレット)は USB-C で充電、USBハブ(周辺機器接続)、外部ディスプレイへの出力、データ転送などを 1本で対応させることが当たり前になってきました。とは言え、それらの機能を使うためにはそれぞれの用途に応じたケーブルやアイテムを購入する必要があります。複数となると費用がそれなりにかかりますし、収納にも場所を取り、何よりどれがどの機能なのか混乱してしまうこともあるでしょう。

純正充電器だけではなく市販の汎用 TypeーC 充電器にしても似たり寄ったりの製品ばかりです。
世間一般的に印象として
・純正の USB-C 充電器は機能が少ない(というか充電機能しか無い)
・市販の USB 充電器は USB ポートが複数ついていてもハブ機能がない
といった感じでしょうか。

単一の機能しか持たない製品を複数組み合わせるのではなく、一つに集約させて運用すれば携帯性が良く複雑な配線もいらない製品がほしい。そんな声に応えた製品が AverMedia から登場しました。

LIVE GENERATOR POCKET GC313 PRO と GC313。

LIVE GENERATOR POCKET GC313 PRO(左:黒) と GC313(右:白)

一見すると小型の USB充電器にしか見えない GC313 シリーズ( GC313 / GC313 PRO)。それぞれの外観の違いはほぼ無いものと思っても良いでしょう。詳細な違いは後ほど説明するとして、GC313 PRO、GC313 の 2機種は姉妹製品でどちらの製品も USBポートを利用し 最大100W(複数機器への同時充電対応)までの GaNチャージャーとしての機能を備えています。HDMI ポートがついているとおり本機はデバイスの充電をしつつ HDMI経由で映像を出力できる機器という位置づけです。

AverMedia ってどんなメーカーなの?

AVerMedia Technologies Inc.(アバーメディア・テクノロジーズ)は、1990年に台湾で創立された、ビデオキャプチャー、ストリーミング、オーディオ製品の設計・製造を行うグローバル企業です。2012年からはゲーム市場向けにキャプチャー、ストリーミング製品及び多彩なオーディオ製品を投入しており、2000年から台湾証券取引所に上場しています。世界中のゲーマーや配信者が同社製品を愛用しています。またここ数年、ビジネスシーンや教育現場で同社製 WEBカメラやマイクなどの製品を見かけるようになりました。日本国内での製品サポートもしっかりしているのでご安心ください。

製品の役割

では、本製品を使うに当たって普通の充電器と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。
GC313Pro を基準にわかりやすく例をあげてみましょう。下記は筆者の環境ですが、純正充電器 に各種接続アダプタを準備した場合は下記のように結構な大荷物になります。

純正充電器(HPノートPC用) + USBハブ + ディスプレイアダプタ

GC313 / 313Pro + USB Cケーブル(画像中の製品は GC313Pro)

画像上と画像下ではほぼ同じ機能ですが、どちらに無駄が多いかは一目瞭然ですね。GC313/GC313Pro はシンプルな小型のボディに出先で必要な機能を満載したものとなっています。

それぞれの違いとしては GC313 は USB-A 給電、HDMI出力、USB-C 給電、USBハブを備えています。もちろん 機種を絞った専用品ではないので汎用性があり 100Wまでの給電が可能ですし、接続端末は タブレット、スマホ、PCなども接続可能です。さらに、GC313 PRO では画面キャプチャユニットとしてホスト PC に接続して映像データの取り込み(記録)が可能となっているので取り込んだ映像は動画編集やライブ配信などにも利用可能です。

GC313:
充電機能+USB拡張+映像出力(HDMI2.0)

GC313 PRO:
充電機能+USB拡張+映像出力(HDMI1.4/パススルー)+ 1080P60 キャプチャ(USB-C)付き

上記概要でおわかりのとおり、GC313・GC313 PRO の機能の違いは「キャプチャ機能の有無」になります。GC313 PRO は USB-C2 から PC へ映像データを流せますが、GC313 は 給電 + USB 拡張のみとなっています。用途が違うのでそれぞれの転送速度も異なっています。HDMI ポートでは PRO は HDMI 1.4 (10.2Gbps) ながらもパススルー対応、GC313 は HDMI 2.0 (18Gbps) ですが、キャプチャ不要なのでパススルー非対応となっていますし、USB-C2 においては 前者が 3.1 Gen1、後者が 2.0 です。購入の際はどちらが自分に合っているか(キャプチャ機能が必要であれば GC313 PRO を、キャプチャ機能が不要であれば GC313 で十分)を明確にしておきましょう。各ポートの速度や仕様については下記表を参照してください。

各ポートの役割

GC313 PRO ポートイメージ GC313
USB-C1
USB3.1 Gen1

USB-C1
USB3.1 Gen1
USB-A
USB2.0
USB-A
USB2.0
HDMI 1.4
(パススルー)
HDMI 2.0
USB-C2
USB2.0
USB-C2
USB3.1 Gen1

※ GC313 / GC313 PRO の HDMI ポートは「出力専用」です。接続機器からの入力は USB-C からになります。映像出力したい端末は USB-C(Alt Mode)に対応している必要があります。HDMI についてはよく間違われるのか、公式 SNSでも注意アナウンスをしているようです。

充電(給電)機能

GC313 PRO・GC313 は機能的には 過負荷保護付き100W GaN USB 充電器ですから、スマホやタブレットだけでなく、PCの充電器としても利用することも可能です。なお、各ポートの給電能力は下記のとおりです。小型でUSBハブ機能もあり、HDMI出力(端末がAltモード対応していることが前提)も可能。一台何役にもなるので便利なのは言うまでもありません。

最大給電能力 1ポート利用時 2ポート利用時 3ポート利用時
USB-C1 100W / – / – 45W / 100W / – 45W
USB-C2 – / 100W / – 45W / – / 100W 45W
USB-A – / – / 5W – / 5W / 5W 5W

なぜ GaN の充電器がいいの?
GaN(窒化ガリウム)は熱伝導率が高いことで放熱性に優れています。充電器を使用する際に本体が熱くなりにくいといった恩恵があります。充電器は電圧を調整するため発熱することが一般的ですが、発熱が行き過ぎると故障や火災などの恐れもあるため安全安心のためにも GaN搭載の充電器をおすすめします。デメリットとしては従来のシリコン系充電器より製造コストが高くなるので販売価格に反映されてしまう点でしょうか。

製品仕様

GC313 PRO GC313
電源 ACプラグ: Aタイプ(折り畳み式)
入力: AC 100-240V~50/60Hz
給電 ・USB-C1/C2:
 5.0V ⎓ 3.0A, 9.0V ⎓ 3.0A, 12.0V ⎓ 3.0A,
 15.0V ⎓ 3.0A, 20.0V ⎓ 3.0A, 20.0V ⎓ 5A (Max. 100W)
・USB-A: 5.0V ⎓ 1.0A (Max. 5W)
・USB-C1+USB-C2: Max. 90W
・USB-C1+USB-A: Max. 105W
・USB-C2+USB-A: Max. 105W
・USB-C1+USB-C2+USB-A: Max. 95W
急速充電方式 PD 3.0
保護機能 過電圧保護 (OVP), 過電流保護 (OCP), 過電力保護 (OPP)
過温度保護 (OTP), 短絡保護 (SCP)
インターフェイス 1 x HDMI 1.4
2 x USB-C 3.2 Gen 1
1 x USB-A 2.0
1 x HDMI 2.0
1 x USB-C 3.2 Gen 1
1 x USB-C 2.0
1 x USB-A 2.0
映像入力 I/F USB-C DP Alt Mode
ビデオ*&オーディオ機能 最大入出力解像度: 4K60
最大録画解像度: 1080p60
フォーマット: YUY2, MJPEG
オーディオ出力: ステレオ
最大入出力解像度: 4K60
本体寸法 W66 x D36.6 x H62 mm
質量 250 g +/-10 g
内容物・付属品
本体カラーに合わせて同色のケーブル・アダプターが付属

内容物:
本体
USB Type-C to Type-C ケーブル (2 m/ 6.56 ft.)
USB 3.2 Gen2 (10Gbps) 対応 / 5Aまでの充電に対応
交換用ACプラグ (EU & UK)
クイックスタートガイド

*C1 DisplayPort 1.4 は最大 4K60パススルーに対応。

仕様は AverMedia GC313PRO 製品ページAverMedia GC313 製品ページより引用
※ 製品仕様などの情報は予告なく変更される場合があります。

GC313 PRO 録画環境

環境 仕様
Windows OS:Windows® / Windows® 11 (UVC 対応機種)
デスクトップ
CPU:Intel® i5-3330 以上 (i7 を推奨) または
AMD A10-7890K (Quad-core) 以上
GPU:
NVIDIA® GTX 650 / AMD Radeon™ R7 250X 以上
RAM:4GB 以上(8GB 以上を推奨)

ノートL
CPU:
Intel® Core™ i7-4810MQ 以上
GPU:NVIDIA® GeForce® GTX 870M 以上
4GB 以上
RAM:(8GB 以上を推奨)

macOS macOS 13 以上
iMac (Retina 4K, 21.5″, 2019) 以上
MacBook Pro/MacBook Air (2018) 以上
iPadOS iPadOS 17 以上 (Type-C ポート必須)

動作環境は AverMedia GC313PRO 製品ページより引用
※ 情報は予告なく変更される場合があります。

所感と編集後記

ビジネスシーンでこのGC313 シリーズの本領を発揮するのは出張などの外出先での利用でしょう。手の平サイズなのに簡易的な USBハブ機能(Type-A、Type-C)・HDMI出力・PD充電…… と機能充実なので PCで利用しない手はありません。100-240V 対応なので海外でも(EU & UK 交換用ACプラグ付き)使えます。日本国内・アメリカ・ヨーロッパで利用するならこれだけで間に合います。気になる点があるとすれば製品単体の重量が250g程あるので単体で持ってみるとずっしりと重さを感じてしまう点です。もちろんPC純正の充電器や変換ケーブルを多数持ち歩くより荷物(体積と重量)の大幅削減になっているので有用であることは間違いありません。

今回ご紹介した製品は下記でご購入いただけます。

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