働き方改革をテーマにした若手社員の交流会 Oracle Digital

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ORACLE DIGITAL INFORMAL NETWORKING EVENT

次世代を担う若手社員交流会

~それぞれの働き方改革を考える~

オラクルデジタル非公式
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イベント

at ORACLE AOYAMA CENTER

June 22, 2018

働き方改革をテーマにした若手社員の交流会を開催しました

「働き方改革」について関心が高まる中、各企業によりテレワークやモバイルワークなど、さまざまな取り組みが進められています。働き方改革を成功に導くには、現場のニーズを掴むことがもっとも大切です。特に、企業の今後10年を考えるのであれば、次世代を担う若手社員の声を聞くことが重要なのではないでしょうか。

そんな働き方改革をテーマとした若手社員向けの異業種交流会が、2018年6月22日(金)にオラクル青山センターで行われました(主催:三谷商事/日本オラクル株式会社有志)。本イベントでは、働き方改革についての事例紹介やワークショップなどを開催。参加者同士で活発に議論および交流できる場として大いに盛り上がりました。以下に当日の様子をイベントレポートとしてまとめましたので、ぜひご覧ください。

若手社員同士が議論しながら交流できるイベント

「次世代を担う若手社員交流会 ~それぞれの働き方改革を考える~」と銘打たれた今回の交流会。IT系企業に務めている20~30代の方々を中心に、総勢約50名の参加者が集まりました。用意していた座席もほぼ満席状態となり、にぎやかな雰囲気でイベントがスタート。

オラクル青山センター「Oracle Digital Cafe」
今回のイベントは、オラクル青山センターの「Oracle Digital Cafe」にて開催。
最初に司会の松浦氏(三谷商事)から概要説明などが行われました。

まずは、主催者でもある日本オラクル株式会社 善浪 広行 氏により、開会のあいさつが行われました。善浪氏は、日本オラクルの新しい営業組織である「Oracle Digital」を2016年に立ち上げてきたことなどを紹介。

日本オラクル株式会社 執行役員 クラウド・アプリケーション事業統括 Oracle Digital本部長 善浪 広行 氏
日本オラクル株式会社 執行役員
クラウド・アプリケーション事業統括 Oracle Digital本部長
善浪 広行 氏

さらに、組織立ち上げから1年後、チーム内に居るシニアのエンジニアから「(最初は)若手と働くのは不安だったけど、今は若手からエネルギーを貰えて楽しい」というメールを受け取ったというエピソードを披露しました。善浪氏はそのときに「1年間やってきて良かったな」とうれしく思ったそうです。

日本オラクル株式会社 善浪氏講演
「今日は若手の交流会という趣旨だと思いますけど、一方で若手と(普段)しゃべれないオジサンの会だと思っています。
ぜひ皆さんといろいろ会話させていただければと」(善浪氏)

また、善浪氏はこの後に行われるワークショップ(働き方改革をテーマにしたブレインストーミング)についても触れ、参加者にブレインストーミングを行う際のコツをアドバイスしました。

「質じゃなくて量にこだわりましょう。バカげたアイディアでもいいから出してみないと、普通の話になっちゃうので。これちょっとオカシイかもしれないけど……という意見を出して、そこから良いものをまとめるのがイノベーションを作っていくときのコツと言われています」

その後、「ぜひ皆さんと楽しく議論できればいいなと思います」と結び、あいさつを終えました。

「働き方改革についての意見交換を活発にできれば」(幕田氏)

開会のあいさつが終わった後、サッポログループマネジメント株式会社 幕田氏が壇上。「弊社も今、いろいろ働き方改革の整備をしています。今回、若手の方々に集まっていただいているので、働き方改革についての意見交換を活発にできればと思っています」と語り、乾杯のあいさつを行いました。

サッポログループマネジメント株式会社 幕田 智之 氏
サッポログループマネジメント株式会社
グループIT統括部 幕田 智之 氏

乾杯の様子
参加者全員、サッポロビールをグラスに注いで「乾杯!」。
イベント会場ではビールのほかソフトドリンク、軽食などが用意されていました。

その後、司会の松浦氏から、参加者の方々にお願いした事前アンケートについての集計結果が発表されました。それによると、参加者のほとんどの方は、年齢層が20~30代、職種が営業・販売およびエンジニア・プログラマーであることが判明。また、日本国外から参加していただいた方も居たようです。

年代をお聞かせください結果スライド
事前アンケートに答えていただいた方のうち、
20代は約50%、30代は約30%を占めているという結果に。
参加者のほとんどは若手社員の方です。

「若手って何歳まで?」結果スライド
そのほか「若手って何歳まで?」というアンケートの結果も発表。
多くの方は、30~35歳あたりまでを若手と認識しているようでした。

OracleDigitalが取り組んでいる働き方改革とは?

次に、日本オラクル株式会社の望月氏による基調講演が行われました。テーマは、「Oracle Digitalの取り組み ~働き方改革に取り組むオラクルの実体~」といったもの。

日本オラクル株式会社 望月 美菜実 氏
日本オラクル株式会社 クラウド・アプリケーション事業統括
Oracle Digital CX 第四営業部
望月 美菜実 氏

望月氏は、この10年間で、オラクルはオンプレミスからクラウドへ売り物が変化し、お客さまの幅が大きく広がったと言います。その結果、営業も複数案件を常に回さなければならない状況になり、営業スタイルにも生産性を向上させる「働き方改革」が求められるように。そこで誕生したのが「OracleDigital」という部隊だと言います。

日本オラクル株式会社 望月 氏講演
OracleDigitalは、最新のデジタルツールを活用して、
クラウド時代に合致したスピードと生産性を実現するデジタル営業組織だとのこと。

次に、望月氏はOracleDigitalにおける1日の過ごし方を紹介。その中で、働き方改革の一部と考えているのは、「TPOに合わせた服装ができたり、テレカン(テレビカンファレンス=電話会議)でお客さまと日常的にやりとりできたり、直行直帰やワークアットホーム(在宅勤務)が普通に取り入れられたり」といったことだと言います。

その上で望月氏は、「働き方改革は、お客さまと自分自身の場所や都合に合わせて、コミュニケーションの取り方を調整していくことなのかなと思っています」と語りました。

OracleDigitalにおける1日の過ごし方を紹介した図
OracleDigitalにおける1日の過ごし方を紹介した図。
ランチの時間は自由で、今回の会場でもある「Oracle Digital Cafe」を利用するとのこと。

また、OracleDigitalは「働き方が自由であるからこそ、従業員の自己PRや自己管理が求めれられている」とのこと。そのため、自分が今何をやっているのか、どういった案件を抱えているのか、などを部内やチームで共有するツールが使われていると言います。

オラクルで実際に使われているセールスクラウドの画面
オラクルで実際に使われているセールスクラウドの画面を紹介。
自己PRの共有や営業メンバーごとの成績比較などが行えるそう。

なお、オラクルのシンガポールオフィスでは、お客さまに直接会うことがほとんどなく、電話や各種ツールでコミュニケーションを行うことがほとんどだそうです。その理由は、シンガポールの場合、日本とは異なり、お客さまが近場に居ないことが多いからだとか。

最後に望月氏は「お客さまに会うことが良いとか悪いとかではなく、その土地に合う働き方を探していくのも働き方改革なのでは」と語っていました。

トイレの混雑を解消するIoT導入で1日の利用時間を18時間も削減

続いて、ソフトバンク株式会社 久郷氏による基調講演がスタート。「オフィスIoTの取り組みについて」というテーマで、実際に自身が実行したIoTによる働き方改革の事例を紹介していただきました。

ソフトバンク株式会社 久郷 氏
ソフトバンク株式会社 総務本部
総務サービス統括部 ファシリティマネジメント部 企画管理課
久郷 寿子 氏

久郷氏は、まず「トイレのIoT導入事例」を紹介。以前ソフトバンクのオフィス内では、トイレの混雑状態の緩和について検討していたとのこと。スマホを利用する人など、男性トイレの個室利用が長時間化する傾向があり、「昼休みなどの混雑のピーク時は並んでいる」状況になっていたと言います。そこで久郷氏は、トイレの混雑状況を可視化できるシステムを作ろうと思い立ったそうです。

トイレのIoT導入事例
マグネット部分がくっつくとランプが光るというシンプルな基盤。
以前、友人が作っていたもので、これを応用すればトイレの混雑状況を可視化できるのではないかと考えたとのこと。

久郷氏は、当時ソフトバンクのIT総括管理部に所属していましたが、「総務でやったほうが全社的に広がりが速いのでは」と考え、総務部にFA宣言して異動。賛同してくれる仲間を集め、本部の横断プロジェクトとして発足させました。その結果、トイレのIoTを約7カ月で導入することができたとのこと。

トイレのIoT導入事例設置概要
トイレの個室ドアにセンサーを付け、リアルタイムに空室状況を把握できるシステム。
スマホアプリとも連携し、長時間のトイレ利用には管理者にメールで通知する仕組みも取り入れられています。

このトイレのIoT導入により、1フロアあたりのトイレの利用時間が1日あたり18時間も削減。トイレの混雑も解消され、大きな成果を上げたと言います。導入後の従業員アンケートでも好評で、現在は6拠点でこのシステムが可動しているとのことでした。

そのほかにも、久郷氏は「エレベーターの温湿度を可視化するIoT」や「会議室の利用状況確認システム」、「会議室の資料を室内のモニターにワイヤレスで投影するシステム」などの具体的な取り組み事例を解説。生産性の向上や仕事の効率化につながるIoTのアイディアが、現在も社内で検証・テストされていることを紹介し、スピーチを終えました。

エレベーターの温湿度を可視化設置事例
エレベーターの温湿度を可視化することにより、低層階がとても暑かったという新たな事実が判明。
また、ビルの防災センターと情報を共有し、メンテナンスの効率化にもつながったとのこと。

新しい働き方を提案するチームディスカッションを実施

基調講演が終わった後、日本オラクル株式会社の富田氏の進行によるワークショップが開催されました。内容は、参加者をA~Fのチーム(1チーム6名)に分け、「新しい働き方の提案」を考えてもらうというもの。例えば、「自宅勤務の仕組みをより改善する方法」、「働き方を根本から変える画期的なグッツ」といったアイディアを各チームごとに議論し、提案してもらうことにしました。

日本オラクル株式会社 富田 愛舞 氏
日本オラクル株式会社
クラウド・アプリケーション事業統括
Oracle Digital ERP/HCM 第一営業部
富田 愛舞 氏

まずは、各チームで「新しい働き方の提案」についての議論を普通に行い、10分間さまざまなアイディアを出し合います。その後、富田氏から「6 Thinking Hats」という新たなブレインストーミングの方法が発表されます。6 Thinking Hatsとは、チーム内のメンバーに以下の6色を割り当て、その色ごとに役割を分担するというもの。また、これらの役割は議論中に何度か入れ替えていきます。

▼6 Thinking Hatsで使われる色と役割

  • 白色:【客観的な思考】情報やデータに基づいた事実を示し、客観的、中立的な意見のみを言う
  • 黒色:【否定的な思考】失敗しそうな要因やリスクを考え、批判的、消極的な意見のみを言う
  • 黄色:【肯定的な思考】ポジティブな考えを持ち、積極的、希望的な意見のみを言う
  • 緑色:【創造的な思考】あらゆる面で革新的、創造的な意見のみを言う
  • 赤色:【感情的な思考】テーマについて感情的、直感的、主観的な意見のみを言う
  • 青色:【管理的な思考】分析的、客観的な意見のみ言い、議論や結論のまとめ役となる

出典:DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

6 Thinking Hats説明スライド
本来であれば6色の帽子を用意しますが、今回は色付きの付箋で代用。チームごとに6色の付箋を配り、1人1色ずつ、好きな色を選択します。

6 Thinking Hats議論中風景1
6 Thinking Hatsのやり方が説明された後、各チームのメンバーごとに役割を決定。改めてブレインストーミングを行い議論を深めます。

6 Thinking Hatsの方法論を使うと、議論で必要な思考法がバランスよく取り入れられると言われています。また、自身が毎回同じような思考に陥ってしまうことを防ぐのにも効果的だとか。実際、今回のワークショップでも割り当てられた役割を各メンバーがうまくこなし、活発な議論が展開されていたように見えました。

6 Thinking Hats議論中風景2
6 Thinking Hatsを取り入れたおかげか、各チームごとに活発な議論が進んでいました。普段は出ないようなユニークなアイディアが飛び出すことも。

最後に、各チームごとに結果発表がありました。会場でもっとも人気のあったアイディアは、Fチームの考えた「お酒を飲みながらVRでミーティングをする」というもの。VRならどこに居てもどんな格好でもミーティングができるし、今日のようにお酒を飲めば議論も活発化するのでは、といった内容です。冗談のような楽しいアイディアですが、もしかしたら数年後には普通に実現していることかもしれません。

6 Thinking Hats素晴らしいアイディアを披露したFチームのメンバー
素晴らしいアイディアを披露したFチームのメンバー。
「自動運転の車に乗って帰宅しつつ、車の中でお酒を飲みながらミーティングをする、こんな文化を作ったら凄くいい国に変わっていくんじゃないかと(笑)」と語りました。

無事ワークショップを終え、参加者の方々に感想を聞いたところ、以下のような意見をいただきました。全員6 Thinking Hatsは初体験だったようですが、楽しみながら議論できたようです。

「普通のミーティングだと話す人と聞く人が自然と分かれてしまいがちですが、6 Thinking Hatsを使って役割を明確にすれば、いろいろな人の知見が聞き出せるのかなと思いました」

「普段自分の議論における思考がいかに偏っているかを感じました」

「今回【感情的な思考】の役割になり、かなり意識しないと議論が難しいなと思いました。でも、皆さんブレストの質が高くて今日はいいワークショップになったと思います」

やりがいのある仕事を無理のない方法で解決するのが大切

ワークショップの終了後はしばらく懇親会が続き、最後にライトニングトークが始まりました。最初の壇上者は三谷商事株式会社の西川氏。「お客さまからメールが来た際に、ある条件に一致したらさまざまな通知を行う」という社内システムの構築について語りました。GoogleHomeと連携しているので「マズイことが起きたときは部署の全員に伝わる」とのこと。

三谷商事株式会社 西川 拓哉 氏
三谷商事株式会社
情報システム事業部 文教営業部 関西文教課
西川 拓哉 氏

次に、アイシーティーリンク株式会社の田辺氏が壇上に上がり、AmazonのCEOジェフ・ベゾス氏が提案した「ライフワークハーモニー」というキーワードを紹介。働き方改革でよく言われる「ワークライフバランス」では、「仕事」と「生活」がトレードオフの関係に思えてしまいます。ライフワークハーモニーは、仕事と生活を調和させ、公私を丸ごと楽しむという考え方。その上で、「やりがいのある仕事をIoTなどの無理のない方法で解決する」ことが大切だと語りました。

アイシーティーリンク株式会社 田辺 泰三 氏
アイシーティーリンク株式会社
代表取締役 田辺 泰三 氏

「こういった交流会をいろいろな会社で開きたい」(牧野氏)

最後に、このイベントの発案者でもある三谷商事株式会社の植野氏が閉会のあいさつを行いました。イベント前は、ワークショップで議論が膨らむか不安だったそうですが、終わってみて「非常に盛り上がっていただけた」と感じたそうです。また機会があればこういった交流会をいろいろな会社で開きたいと希望も語っていました。

三谷商事株式会社 植野 正徳 氏
三谷商事株式会社
情報システム事業部 iビジネス推進部
植野 正徳 氏

参加者全員集合写真
最後に参加者全員で集合写真を撮影。
初めて会った方ばかりにも関わらず、終盤には和気あいあいとした雰囲気になっていたのが印象的でした。参加していただいた皆さま、ご協力誠にありがとうございました!

  • 今回のイベントを主催させていただいた三谷商事では、日本を働き方先進国にするために、新しい福利厚生を提供する「FUKURY」というサービスを提供しております。

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