Chromebookとは
Chromebookとはグーグル(Google)が開発したブラウザベースのオペレーションシステム「Google Chrome OS」を搭載した、生徒がWebの豊富な教育ツールやリソースにアクセスできる高速なポータブルコンピューターです。
生徒は1台のChromebookを共有しながら、ログインするだけで個人用の環境で作業できます。また、複数ユーザーをサポートするため、各自が簡単に自分のファイル、アプリ、設定にアクセスできます。
Chromebookは管理が簡単なことに加え、価格が安く管理も簡単であることからトータルコストを大幅に削減でき、限られた予算でより多くの端末を入手できます。また、キーボード付きのためプログラミングに適しており、タブレット型であれば、必要に応じてタッチ・キーボードを使い分けることができます。
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Chromebookは2013年後半から米国を中心に飛躍的に出荷が伸びており、現在ではアメリカのノートPC市場において20%以上のシェアを持っています。また日本においても2014年にChromebookの販売が開始されて以来、評判になりつつあります。
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Chromebookのメリット・特徴
Chromebookは、学習に適した端末です。起動時間は10秒未満で、ログインすればすぐにG Suite for Education(旧称:Google Apps for Education)のツールにアクセスすることができるます。また、Chromebookは管理が容易なため、管理者の方にとっても使い勝手の良い端末です。WebベースのGoogle Apps 管理コンソールを使用して、学校または学区全体のChromebook端末の設定、追跡、管理を一元化できます。Chromeの設定も、Google Apps管理コンソールから管理します。
セキュリティ面においても、組み込みのウィルス対策を備え、自動更新されるため、更新を求めるポップアップを見なくて済みます。さらに、Chromebookを購入するとGoogleによる直接サポートと、Chromebook製造元による1年間のハードウェア保証を受けることができます。
シンプル Simple
Chromebookは学生向けにデザインされた軽くて丈夫なノートパソコンです。アプリケーションは全てウェブベースで、安全性と共有を念頭に置いた設計になっています。無駄がないので端末のコストが抑えられ、さらに導入後もソフトウェアの購入が不要なので、トータルコストが抑えられます。
スピード Speed
起動はわずか数秒。長時間駆動バッテリーを備え、メモリ不足による速度低下は一切ありません。
授業のスピードを切らさず、教室内でのコミュニケーションや共働学習を促進します。
シェア Share
Chromebookは共有PCとして最適です。起動画面でGoogleアカウントにログインするだけで自分の環境が整います。端末は軽くて持ち運びにも便利です。
セキュリティー Security
遠隔操作
端末自体にデータを残さないので、端末を紛失したときも情報漏洩の心配は不要です。遠隔でセキュリティ設定を管理できます。
セーフサーチ
管理者は校内で検索結果にアダルトコンテンツが表示されないよう設定することができます。
最新のOS
常に最新のOSに自動アップグレードされるため、セキュリティーも万全です。また、個々のウェブページとアプリケーションがサンドボックス化されているのでウイルス感染の心配はなくセキュリティ対策ソフトも不要です。
教育におけるChromebookの活用事例
Chromebookを使うと、クラウドにあるWebアプリケーションにアクセスできます。Chromebookは、調査、コミュニケーション、コラボレーション、そして教育の促進に役立つツールとして簡単に利用できます。
アクティブラーニング
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プレゼンテーション
Google Apps for Education を使ったプレゼンテーションを学内だけでなく専門家の前でも実施。
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オンライン英会話
ハングアウト(ビデオ通話)で海外の先生とマンツーマンの英会話を学内外で実施。
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リサーチ
教科書には掲載されていない、世界最先端の情報をWEBでスムーズに収集。
反転授業
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動画学習
自宅で動画を使った事前学習と学校でのアクティブラーニング
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優れた教材となる動画の活用
朝、一斉授業の前に各自が教材動画を視聴。授業では疑問点の議論を中心に効率的に学習。
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WEBサイトの活用
Chromebook の導入でウェブサイトのアクセスが容易になり、TED や Khan Academy を活用。
協調学習
共同作業と資料の共有
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優れた教材となる動画の活用
数学と情報の授業において共働学習を行い、答えを導き出す。
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WEBサイトの活用
英語の授業において、グループで協力して、ひとつのドキュメントを作成。
教員連携
個人が持つ資料をクラウドに保管
Google カレンダーでスケジュールの見える化
職員 50 人全員に Chromebook を支給。 Google カレンダーでスケジュール管理を行う。校長の予定を入れる際には必ずGoogle カレンダーを使う。
Innovative Chromebook Teachers
海外の教師がChromebookをどのように学習に活用しているのかについては、Google for Educationチームが届けるInnovative Chromebook Teachersの再生リストにある動画をご覧ください。
G Suite for Education オフィスツールを集めたクラウドサービス
G suite for Education(旧称:Google Apps for Education)とは、Googleが提供するクラウドベースのグループウェアツールとなります。クラウドベースのツールであるため、管理や設定が行いやすく、どのサービスも使い方を簡単に学べるので、専門的なトレーニングもほとんど必要ありません。
また、G suite for Education(旧称: Google Apps for Education)は、「いつでも」、「どこでも」、「どの端末」でも作業を行うことができる柔軟性があり、個別指導にもクラス全体の指導にもご利用できます。
さらに、 G suite for Education(旧称: Google Apps for Education)は教育機関を対象に無料で利用することができ、Googleによるサポートや高度なセキュリティ機能を追加費用なしでご利用いただけます。
弊社は「Google Chromebook」や「Google Apps」、「Chrome管理コンソール」をワンストップでご提案いたします。また、ファイルサーバー、ネットワーク、認証環境などのインフラにつきましてもお客様の環境をヒアリングさせて頂いたうえで、適切なインフラをご用意いたします。
さらに、弊社はAppleの日本国内正規販売店(Value Added Reseller)であり、MacやiPadの導入実績も豊富にございますので、OS混在環境での構築にも強みを持っております。
Chromebookに興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ頂ければと存じます。