Microsoft Office 2024 永続版 発売開始。サブスクリプション版とは違う買い切り最新版です。

本記事の要約
先日永続版 Office の最新バージョン Office 2024 が販売開始しました。そして 25年10月に Office 2019 のサポートが終了します。間に Office 2021 を挟んでの世代交代になりますが、永続版を使い続けるなら Office 2024 を購入することになります。今回はこの Office 2024 について詳しく解説していきます。

2025年10月14日、Windows 10 のサポートが終了します。その同日、ひっそりともう一つのサポート終了が行われるものが Office 2019(永続版)です。
皆さんご存知のとおり Office にはサブスクリプション版と永続版があります。前者(サブスクリプション版)は常に新しい環境で利用ができる反面、毎月の支払いが発生します。後者(永続版)については買い切りになるため、月々の支払いは不要ですが、新しいバージョンで機能がアップグレードされたとしても利用することができません。このように Office にはサブスクリプション版と永続版という違いがあるわけですが、今回は永続版の Office 2019 のサポート終了で次はどうする?といったお話です。

上記図で見ると永続版を利用している方が再び永続版を利用する場合、常に最新版の Office を購入することが望ましい事がわかります。これまでの例では約3年毎にバージョンアップしていることになり、最新版は販売が開始されたばかりの Office 2024 です。

Office 2021(永続ライセンス版)については こちらの記事 で、永続ライセンス版とサブスクリプション版との違いについては こちら で詳しく解説していますので併せてご覧ください。

Microsoft Office 2024 永続ライセンス版の入手形態

永続ライセンス版の購入方法は PCの新規購入時にバンドルされるプリインストール版、物理的なアイテムを伴わない「オンラインコード」と印刷物が手元に届く「POSAカード」があります。プリインストール版は新規 PC購入時に付随するか購入時のカスタマイズ画面で選択項目から選ぶ形式となり、基本的に後からの購入や単体購入はできません。オンライン版は マイクロソフト公式サイトや Amazon などのリセラーサイト上で購入することで即時ダウンロードし利用可能になり、POSAカード版は ECサイトや家電量販店等の店舗で実際の商品(実体を伴うため配送が必要)としてカードを購入し、ライセンスを取得するというものです。

※ Office 2024 はアカデミック版も存在していますので学生や教職員の方は安価で購入が可能ですが商用利用不可となります。

Office 2024 の購入方法

販売形式 購入方法
オンライン版

Microsoft のサイト上で購入

※ご購入にはクレジットカードなどオンライン決済環境が必要です。

POSAカード版

家電量販店店頭や ECサイト での購入
法人顧客は取扱販社での購入可

※ いずれの販売形式でもインストールおよびライセンス認証の際にインターネット接続が必要になります。初めからインターネット環境に接続できない、接続を想定していない環境で利用の場合は Office LTSC 2024 という製品もありますが、特殊事例となるためここでは割愛させていただきます。

Microsoft Office 2024 ラインナップ

前バージョン Office 2021 と同様にラインナップは豊富で、ワードのみ、エクセルのみ、パワーポイントのみなどのアプリケーション単体版やいくつかのアプリケーションをまとめた統合製品は Office Home & Business 2024 と Office Home 2024 が発売されています。

ラインナップについては下記に掲載しておきますので参考にしてください。

統合製品

Microsoft Office のアプリを単体ではなくまとめてパッケージ化し利用できる統合製品

製品名 構成内容
Office
Home & Business 2024

Word 2024
Excel 2024
Outlook 2024
PowerPoint 2024
OneNote 2024

Office
Home 2024

Word 2024
Excel 2024
PowerPoint 2024
OneNote 2024

単体版

Officeを構成するアプリを単品で利用したい場合の製品ライセンス形態です。ワードのみ、エクセルのみ、など必要なアプリケーションだけを購入したい場合はこちらの製品を選ぶことになります。不必要なアプリケーションが含まれないためコスト的なメリットが有ります。

製品名 製品概要
Word 2024

Windows 11、Windows 10 / mac対応
PC2台まで
Excel 2024

Windows 11、Windows 10 / mac対応
PC2台まで
Outlook 2024

Windows 11、Windows 10 / mac対応
PC2台まで
PowerPoint 2024

Windows 11、Windows 10 / mac対応
PC2台まで
Access 2024

Windows 11、Windows 10 対応 PC2台まで

これまで永続版の Office は約3年毎にバージョンアップしています。サポート期間が終了すると延長サポート期間へと移行(Office 2021 からは延長サポート期間無し)し、その後ゆるやかに終息へと向かいます。セキュリティの観点からもサポートが終了したバージョンの利用は避けるべきですが、バージョンアップが煩わしいとお考えの場合はサブスクリプション版の Microsoft 365 への移行をお勧めします。 Microsoft 365 は契約期間中常に最新の状態を保ちサポートが保証されています。

統合製品

Office のアプリを まとめてパッケージ化しサブスク契約で利用できる製品

製品名 構成内容
Microsoft 365 Family(1年版)
Win/Mac/iPad

最大6ユーザーまでの同時利用
インストール制限なし

Microsoft 365 Personal(1年版)
Win/Mac/iPad

1ユーザーでの利用
インストール制限なし

Microsoft 365(サブスクリプション版 Office)、Office 2024(買い切り永続版) の違いについては下記をご確認ください。

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