10月に入り Windows 11 がリリースされ賑わいを見せているPC業界ですが、同日、Office 2021(永続ライセンス版)がリリースされました。これは Office 2019の後継版となります。Officeと言えば一般的にはサブスクリプション版の Office 365 を指すことが多いのですが、この Office 2021 はサブスク課金ではない従来型の買い切りアプリケーションとなります。
永続ライセンス版とサブスクリプション版との違いについては 本誌過去記事 で詳しく解説していますので併せてご覧ください。
Microsoft Office 2021 永続ライセンス版の販売形態
永続ライセンス版の頒布種別としてはオンライン版、プリインストール版、POSAカード版があります。オンライン版はWEB上で購入することで即時ダウンロードし利用可能になり、プリインストール版は新規PC購入時にのみバンドルされ一般に販売されることはありません。そしてPOSAカード版は家電量販店等の店舗でカードを購入し、ライセンスを取得するというものです。
そして、いつもどおり通常版とアカデミック版も存在していますので学生や教職員の方は安価で購入が可能です。通常版とアカデミック版では利用制限の違い(利用できるのは学生または教育関係者のみで商用利用不可)だけで中身は同じなので今回は特別に言及しない限りは通常版についてお話を進めていきます。
Office 2021 の購入方法
販売形式 | 購入方法 |
---|---|
オンライン版 |
Microsoft または AmazonなどのWEB販売サイトで購入 ※ご購入にはクレジットカードなどオンライン決済環境が必要です。 |
プリインストール版 |
新規購入PCにバンドル ※全てのPCに標準同梱ではありません。 |
POSAカード版 |
家電量販店店頭での購入、法人顧客は取扱販社での購入可 ※POSAカード版でお取り扱いしていない製品もあります。 |
※ 上記どの方法でもインストールおよびライセンス認証の際にインターネット接続が必要になります。
詳しくは マイクロソフトホームページ でご確認ください。
Microsoft Office 2021 ラインナップ
ラインナップは豊富で、ワードのみ、エクセルのみ、パワーポイントのみなどのアプリケーション単体版やいくつかのアプリケーションをまとめた統合製品(Officeスイート)は Home&Business、あるいは必要であろうアプリケーションをパッケージ化した Professionalなどがあります。
ラインナップについては下記に掲載しておきますので参考にしてください。
統合製品(Officeスイート)
Microsoft Office のアプリを単体ではなくまとめてパッケージ化し利用できる統合製品
製品名 | 構成内容 | |
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Office Professional 2021 |
Word 2021 |
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Office Home & Business 2021 |
Word 2021 |
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Office Personal 2021 |
Word 2021 |
単体版
Officeを構成するアプリを単品で利用したい場合の製品ライセンス形態
製品名 | 製品概要 | |
---|---|---|
Word 2021 | Windows 11、Windows 10 / mac対応 PC2台まで |
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Excel 2021 | Windows 11、Windows 10 / mac対応 PC2台まで |
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Outlook 2021 | Windows 11、Windows 10 / mac対応 PC2台まで |
|
PowerPoint 2021 | Windows 11、Windows 10 / mac対応 PC2台まで |
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Access 2021 | Windows 11、Windows 10 対応 PC2台まで | |
Publisher 2021 | Windows 11、Windows 10 対応 PC2台まで | |
Visio Professional 2021 | Windows 11、Windows 10 対応 PC2台まで | |
Visio Standard 2021 | Windows 11、Windows 10 対応 PC2台まで | |
Project Professional 2021 | Windows 11、Windows 10 対応 PC2台まで | |
Project Standard 2021 | Windows 11、Windows 10 対応 PC2台まで |
※Visio、Project のPOSAカード版は10月15日発売予定となります。
今のところ、Microsoft Windows 11 での公式対応 Office は Office 365 と Office 2021 だけです。Windodws 11 で Office 2019 がインストールできたとのネット情報もありますが、あくまで非公式。ビジネスで利用するなら正式対応している Office 2021 の安心感は何ものにも代えられません。
Windows 11 搭載PCを購入した方、 Windows11にアップグレードした方、公式サポートしている最新版 Office(永続ライセンス版) も検討してみてはいかがでしょうか。
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