テレワーク編
会社ではなく「家でUPSを使う」。昔は家庭用UPSと言えばお金持ちのための周辺機器だったのであまり一般ユーザーに浸透する機会はありませんでしたが、2011年の東日本大震災によって電源バックアップの重要性が認識され広く普及し始めました。それから約10年、バッテリーやシステム基盤・制御プログラムなどの性能向上があり着実に導入率を増やしていました。ここに来て新型ウイルス感染防止対策の一環でテレワークという新たな働き方が起爆剤となり UPS需要がますます拡大しています。今回はそんな在宅環境における UPSについて考察していくことにします。
小型汎用 UPSと言えば APC, Omron, CyberPower あたりが有名ですが、「同じ価格帯の製品ならどれがいいのか。」といった質問をされることがあります。理想は「自分の必要とする機能で選ぶ」というものですが、運転方式がラインインタラクティブ方式や常時商用方式だったり、出力波形が正弦波・矩形波だったり機器の最大電力を自分で計算したりと素人にはなんのことやら。会社支給品や指定品があればそれを設置すればよいのですが、個人で調達する場合は選ぶ基準が難しすぎて混乱することになるでしょう。難しいかもしれませんが最低限抑えておきたいのはテレワーク環境で使う電力以上の容量、PCに広く対応している正弦波の製品、サージ機能がついているものを選ぶことです。容量についてはPC本体と周辺機器(液晶ディスプレイ、外部ストレージやネットワーク機器など)の消費電力を合計した数値で算出することが出来ます。モデルケースとしてはデスクトップパソコン(約150W~200W)に24型液晶ディスプレイ(約15W)、モデム+ルーター(約20W)といった感じでしょうか。この環境で消費電力は 200W~250W程度になります。もちろんPCがノート型で省電力だったりするともっと消費電力は下がりますが、概ね300WクラスのUPSをチョイスしておけばよいでしょう。
さて、今回は 前回のオフィス編 に引き続き上位2ブランド APC、Omron の競合製品を前回同様に買い込んで 見ていくことにします。例によって、あくまでも比較ですから、仮に「○○が圧倒的に優れている」「○○はここが惜しい」などの記述があったとしても「テレワーク環境下では」という制限のもとでの比較になるので製品自体の勝ち負け判断ではないことを事前にご理解の上でお読みください。
比較機種を見ていく前に、事前情報としてテレワークでのUPS事情についてお話します。
テレワーク環境下ではシステムの管理者は自分自身なので、何らかのトラブルがあった場合は自分で対応し解決していくことになります。自宅でのPC環境構築ではPC本体だけでなく外部ストレージやネットワーク機器を含めた総合的なシステムとして考える必要があり、少しでもシステムトラブルを避けるためには事前の準備が重要となります。特に電源まわりについては停電(ブレーカーが落ちるなど機器外の要因)してしまえば全てが止まってしまうため、UPSの導入が必要となります。事実、Schneider Electric社の調査(グラフ参照)によると自宅環境での接続保護対象機器は外付けHDD、NASが44%、ネットワーク機器が27%、PCが24%となっており、PCよりもデータや回線を保護するということに意識が向いていることが伺えます。
では、製品比較をしていきましょう。今回比較するのは APC と オムロン の売れ筋 550VAクラスの製品になります。力率にもよりますが、550VAクラスはワット換算で概ね 300W~340Wの消費電力環境を想定しています。冒頭でも申し上げたテレワーク環境であれば問題なく運用可能です。550VAクラスに該当するUPSは APC BR550S-JP(RS550S) と オムロン BW55T になります。前者は 550VA/330W、後者は 550VA/340W 、購入価格においてもほぼ同じ(2022年2月14日価格コム調べ)なので競合製品といって良いでしょう。
APC BR550S-JP(RS550S) |
オムロン BW55T |
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ラインインタラクティブ | 運転方式 | 常時商用(入力電圧スルー出力) |
550VA/330W | 出力容量 | 550VA/340W |
8.0A | 最大電流 | 6A/7A(定格入力/最小入力) |
AC100V | 定格入力電圧 | AC100V |
あり | サーキットブレーカー | あり |
あり | 電源サージ | あり |
あり | ネットワークサージ | – |
正弦波 | 出力波形 | 正弦波 |
約3分 | バックアップ時間(100%負荷) | 約3分30秒 |
鉛蓄電池 | バッテリータイプ | 鉛蓄電池 |
12時間 | 充電時間 | 12時間 |
対応(APCRBC122J) | バッテリー交換 | 対応(BWB55T) |
RJ-45 USB | インタフェースポート | RJ-45 USB |
対応(AVR) | 自動電圧調整 | – |
LCD | 状態表示 | LCD |
無償提供 | シャットダウンソフトウェア | 無償提供 |
NEMA 5-15R×6個(うち3個はサージのみ) | 出力コンセント | NEMA 5-15R×4個 |
5W | 消費電力 | 10W |
91×190×310mm | 外形寸法(W×H×D) | 90×291×165mm |
約7.0kg | 本体質量 | 約4.5kg |
3年 | 製品保証 | 3年 |
APC BR550S-JP(RS550S) |
オムロン BW55T |
大きな違いとして運転方式が異なる点があげられます。専門的な用語になりますが常時商用とラインインタラクティブ、この2つの違いを簡単に説明すると UPSの本来の機能である電源バックアップだけなら「常時商用」となり、電源バックアップ+電圧の安定化を求めるなら「ラインインタラクティブ」になります。電圧が安定している場所では常時商用方式で問題ありませんが、電気を多く消費する家庭や自家発電環境、古い建物(古い変圧設備)、あるいは台風・天候不良多発地区で電圧が安定していないなどの理由があればラインインタラクティブ方式が向いています。ラインインタラクティブ方式は基本構造は常時商用給電方式と同じですが、電圧安定化機能が搭載されています。これは電圧を変換する変圧器を経由させて通常時でも電圧をAC100V出力に近づけるよう調整し、安定的に電圧を供給させることができる反面、構造が複雑になり製造コストの上昇や製品のサイズ重量が増すことになりますが、常時商用方式に比べて性能的上位に位置することになります。
常時商用とラインインタラクティブ
常時商用方式とは、普段はコンセントからの電気をダイレクトに伝達し(延長ケーブルと同じと考えればいい)、停電時はUPSに貯めていた電気を使う方法です。一方のラインインタラクティブ方式では、普段は外部に給電しながらUPS内部へ蓄電しておき、停電時にUPSのバッテリーから給電する方式という点では常時商用方式と同じですが、通常時はトランスという部品を経由しており安定した電気を供給することが出来ます。
そして注目すべき点がもう一つ、ネットワークサージです。ネットワークならWi-Fiで接続するからと思うかもしれませんが、Wi-FiルーターはONU・モデムと有線で接続されていますし、回線を安定させるという点ではWi-Fiではなく有線接続を好むユーザーが一定数います。テレワークであればルーター周りの保全として有用ですし、株式や為替のデイトレーダーやeSportsの世界では殆どのユーザーが選択肢として有線接続を選びます。これらは極端な例かもしれませんが、ネットワークに侵入した過剰な電圧により通信の瞬断が発生するあるいはネットワークが切断されることを嫌うのは誰でも同じでしょう。一日中PCの前にいるようなヘビーユーザーであればネットワークサージの有無で購入を決めてしまうほど重要な要素となる場合もあります。ネットワークサージの概念については簡単ではありますが枠内で説明していますのでご一読ください。
ネットワークサージ
雷によるネットワーク機器のダメージは 直撃雷・誘導雷・逆流雷 によるところが大きいのですが、落雷による被害はコンセント経由だけではないという点はあまり知られていません。ケーブルなどで物理的に外部と接続されている場合、雷の侵入口になるためダメージを受けてしまうリスクを抱えることになります。仮に機器がWi-Fi経由でネットワークを利用しているとしても、そのWi-Fiを提供するハブやルーターはケーブルによる有線接続となるためダメージを受け無いようにネットワークサージ対策が必要となります。
せっかくなのでもう一点、出力波形について言及しておくことにします。テレワーク環境でUPSを利用する場合、機種や種類はともかくコンピュータ(デスクトップ・ノート・ワークステーション・サーバーなど広義で言うパソコン)を接続すると思います。このコンピュータの電源にPFC(力率改善回路)電源を搭載した製品がある場合は正弦波出力の製品を利用することになります。今回の比較製品は双方とも正弦波出力なので安心して利用できますが、安価なUPSの場合は矩形波出力の製品もあるためPFC搭載の製品を利用することが出来ません。UPSを選ぶ際は接続機器に合った製品選びが重要となります。もし迷ったら正弦波出力の製品を選ぶと良いでしょう。
出力波形「正弦波」と「矩形波」
UPSの出力波形には大まかに「正弦波」「矩形波」の2種類に分類され、正弦波は滑らかな波を描く波形を描く電圧で市販の電気製品の多くが利用可能です。他方、矩形波は回路設計的に簡単に出力できますが波形はブロック状で直線的な動きになり、この直線的な波形と波形が噛み合わない製品(PFC(力率改善回路)製品)を利用することが出来ません。主に医療機器や電子レンジ、電気ケトル、炊飯器、サーバー、一部のパソコンなどがあります。それゆえパソコン関連機器で利用する場合は正弦波出力の製品が推奨されています。
比較表の数値を見ると 550VA/330W, 550VA/340W なので UPS性能的には互角と言って良いでしょう。細かいところでは UPS機能としての電源コネクタ数ではオムロン BW55T が 4口なのでAPC BR550S-JP のそれより1口多いのですが、やはり運転方式とネットワークサージの有無で APC BR550S-JP が圧倒していると言わざるを得ません。UPSはあえて乱暴な言い方をすれば普段は目立たないタコ足コンセントのようなものですが、保険と同義です。給電トラブルに遭遇した際は一転して救いの神となるのは間違いありませんから。
製品の仕様については上記で言及しているのでそちらを参照していただくとして、実際に触ってみることにします。
と、その前に予備知識として各メーカー(ブランド)について知っておきましょう。APCはアメリカでの創業(後にフランス企業により買収)でエネルギー・電気関連を中心に展開、オムロンは日本企業で電子部品を得意としており、どちらも世界的な企業ですしご存知の方も多いと思います。
APC(Schneider Electric)
APC(American Power Conversion Corporation) は1981年に マサチューセッツ工科大学の3人の電気技師によって太陽光発電の技術研究・開発を行う企業として設立されました。 その後、1984年からは電源保護のための技術を開発・提供し、以後40年近くに渡りパワーソリューションとインフラ製品を提供しています。
その後、2007年にフランスの電気機器メーカー シュナイダーエレクトリック により買収されましたが、製品カテゴリーブランドとしてAPCの無停電電源装置 (UPS) を提供しています。
オムロン / OMRON
オムロン株式会社は1930年創業の京都に本社を置く大手電気機器メーカーで、世界各国に拠点を持つグローバル企業として産業向け制御機器やシステム、電子部品のほか、ヘルスケア製品を手掛けています。皆さんには体温計・血圧計・体重計などでおなじみではないでしょうか。今回の趣旨である UPSの製造販売については オムロンソーシアルソリューションズ として2011年より手掛けています。
APC BR550S-JP(RS550S) |
オムロン BW55T |
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前回の 前回のオフィス編 で比較したAPC製品 APC SMT750J と オムロン BN75T については寸法が同じでしたが、今回の比較では異なる結果になりました。今回の比較では両者は性能的には酷似していますが、冒頭の写真(対象商品が並んだ)を見ていただくと APC BR550S-JP があきらかに大きいのがわかります。もちろんこれには理由があって、APC BR550S-JP がラインインタラクティブ方式(詳しくは前述の「製品比較チェックポイント1」を参照)なので内部回路が複雑になり性能を確保するためには必然的にサイズ・重量が増してしまうということになります。 |
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APC BR550S-JP のスイッチ類は角にあるため、誤って触れてしまう危険性があるように感じました。本機は鉛電池搭載なので約7kgの重量です。設置する際や少しの移動の際でも持ち方によってはスイッチ類に触れてしまうことがあるのでスイッチ位置は改善が望まれます。 |
スイッチ類 |
押し間違いを避けるためのカバーが電源ボタンを守っています。このあたりの仕様はさすが国内企業、日本的な発想ですね。意図せずボタンに触ってしまった、ぶつかった拍子にボタンが押されたというリスクを回避できます。もちろん他のスイッチについても安全性を考慮し平面埋め込みになっています。 |
背面のインターフェースはPC接続用のRJ-45端子で、接続はUSB(RJ-45 to USB Type-A ケーブル付属)です。電源バックアップコンセントはやや特殊で、6個のコンセント(NEMA 5-15R)のうち3個は電源バックアップ+サージ、残り3個はサージのみとなります。その他、過電流リセット用にサーキットブレーカーボタンが配されています。そして BW55Tには無い機能として RJ-45規格の回線サージ保護端子が搭載されています。 |
背面インターフェース |
背面のインターフェースはUSB接続用のRJ-45端子があります。一見するとLANケーブル接続に見えますがPCとの接続はUSB(RJ-45 to USB Type-A ケーブル付属)になります。電源バックアップコンセントはアース付き3ピン(NEMA 5-15R)4個で、過電流の際のリセットボタン(サーキットブレーカー)があります。 |
UPSの場合、正常に稼働しているということがわかったとしてもお伝えできる内容はほとんどありません。どちらの製品も本体から1メートル離れた状態での可聴ノイズは40db~50db程度と稼働音があるため、寝室など出来る限りの静音を求める環境下では気になる方もいるでしょう。
さて、APC BR550S-JP と オムロン BW55T はどちらが良かったのかという点について言及していきます。機能面に関しては基本的にソフトウェアで管理します。ソフトウェアの出来次第と言った感がありますが、両者に体感できる違いはありませんでした。ハードウェア面においては双方でサーキットブレーカーを採用するなど製品づくりに意識の高さを伺わせます。デザイン面については好みの問題もあるかと思いますが、ユーザビリティーの観点から見るとボタン位置、サイズなどからオムロン BW55T が際立つ結果となりました。
また、上記の差異を置いてでも推したい点が APC BR550S-JP に搭載されたネットワークサージ機能と電圧安定機能です。残念ながらオムロン製品にはこれらの機能がついておらず比較対象外となってしましましたが、前者は例えば晩夏~秋の時期に落雷などがネットワーク端子経由で侵入して来る可能性、あるいは冬場の静電気による被害で機器が故障してしまうことを思えばこの機能は有効でしょうし、後者にしても電圧が一定でなく安定供給が難しい環境であれば外せない機能です。筆者個人の考えにはなりますが、毎年のように地震・台風・落雷などの自然災害が報告されている地域にお住まいの方はネットワークサージ機能と電圧安定機能の付いた APC BR550S-JP の選択が良いかもしれません。
APC PowerChute シリーズ |
オムロン PowerAct Pro |
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PowerChute Personal Edition(無料) ※ BR550S-JP は有料版ソフトウェア PowerChute Business Edition および Network Shutdown には対応しておりません。 |
ソフトウェア | |
基本的にこれらの製品は個人ユーザーをターゲットとしているためか両社とも専用の無料ソフトウェアが用意されています。ライセンスや利用許諾の都合上、ソフトウェア動作内容やスクリーンショットについては公開できませんが無料なのでダウンロードして気軽に試せます。UPS はソフトウェアを活用してご自身の環境に応じたセッティングをして運用することになりますが、電源のバックアップだけを目的にしている場合や接続するPCが無い場合などはソフトウェア無しでの運用も可能です。ただしこの場合は UPS内部のバッテリーが無くなったら接続機器の電源が落ちるので手動でシャットダウンなどの対応が必要になるのは言うまでもありません。 |
UPSはバッテリーを搭載しているため、バッテリー寿命というものが存在します。通常の利用では数年に一度の交換となり、メーカー純正の交換用バッテリーを購入し交換することになりますが、古くなったバッテリーの処分方法については知らない方がほとんどです。一般的にバッテリー類は自治体の規程で産業廃棄物、あるいは不燃ごみ・粗大ごみとして処理することになりますが、このエネルギー分野では環境保護に力を入れている企業も多く存在します。メーカーによって独自の交換バッテリー交換プログラムを実施していることもあるので積極的に利用してみると良いかもしれません。
Trade-UPS | プログラム名称 | リプレイスサービス |
APCブランド製品を新規に購入した場合、 APCブランド製品の交換用バッテリーを購入した場合、 |
プログラム内容 (公式サイトより抜粋) |
オムロン製UPSを新規に購入した場合、 オムロン製UPSの交換用バッテリーを購入した場合、 |
無料(送料は除く) | 引取処分料 | 無料(送料は除く) |
環境保全 |
両者とも他社製品からの乗り換えで不要になった旧製品の引き取り、バッテリー交換の際の使用済品の回収など、名称こそ違えど、その引き取りプログラム内容は同じです。これを上手に活用することで買い替えや他社製品への乗り換え、バッテリー交換の際も金銭的な負担なく移行できるのではないでしょうか。
テレワークに最適なUPSということで需要を取り込んでいるこれらの製品ですが、テレワーク以外でも活躍するシーンがたくさんありますのでいくつかご紹介します。
家庭内では様々な機器がインターネットに接続されていますが、根幹となるのはルーターやモデム、ONUなどです。ネットワーク機器の電源を UPSで一纏めにすることで停電に強い環境を構築、停電復旧による時間ロスを防ぐことが可能です。
最近のゲームはFPSや MMORPGのようにネットで繋がった仲間たちと協力、あるいはライバルとしてプレイしますが、スコアを重視するユーザーは「切断落ち」を避けるために UPSを活用しています。
意外と便利なのがTVに接続されたブルーレイレコーダーや外付けHDDの電源バックアップです。レコーダーは省電力ながらも録画予約で通電しているのでUPSを活用することで停電時でも狙った予約録画を途切れさせません。
購入するにあたっては利用者の環境に応じた製品を検討することが最善ということになりますが、新規購入だけではなく「既にUPSを導入しているけれど他社製品が気になる」という方もいるでしょう。そんな方のために、各メーカー・製品の追加情報とおすすめポイントを下記に記しておきますので参考にしてみてください。あくまで筆者目線でのポイントなのでそこはご了承の程を。
APC BR550S-JP(RS550S)を選択肢にあげる方は ラインインタラクティブ運転、ネットワークサージ機能、電圧安定化機能に注目しているようです。これらの詳細については本記事内で既出なのでそちらをお読みいただくとして、UPS導入の重要な要素になるのは間違いありません。
Schneider Electric社によると APCブランドのUPSは BCNアワード のUPS部門 で7年連続最優秀賞を受賞しています。筆者がBCNにて確認したところ、それ以前から Schneider Electric(2011年まではAPCブランド)は最優秀賞常連なので同社のUPSを昔から愛用している企業も多く、有名なところでは DELL、日立、富士通、NEC等でも正式に採用されているそうです。採用の背景には「シャットダウンソフトウェア」が APCが初の製品化した企業であり実績が豊富である点、ラインインタラクティブ運転方式はAPCが開発し、豊富な実績のある点があげられます。こういった理由からもシステム管理者にはお馴染みなので、機種選定で迷ったらAPC製品を選んでおけばトラブル時に先人の知恵を借りやすい点(検索などで詳しく解説しているサイトが多い)も見逃せません。
BW55T に限らず、UPSでオムロン製品を選ぶ方は国内メーカー製品であるということを重要視しているようです。今回の製品 BW55T に目を向けると、小型で軽量、本体デザインがユーザーに優しい仕様になっていること、電源バックアップが4個あること等に目が行きます。
UPSメーカーとしては後発組となりますが、やはり日本国内で国内メーカーというアドバンテージは大きいものがあります。知名度的に PCに詳しくない一般の方だとしても Omronは体温計や血圧計などの健康器具で一度は聞いたことがあるメーカーなので、その点に関して言えば APCよりも馴染み深いのではないでしょうか。
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